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小林よしのり
2019.9.7 20:54日々の出来事

話題の週刊ポストを熟読してみた

謝罪に追い込まれた「週刊ポスト」の記事を赤線引き
ながら、じっくり読んでみた。

ぽか―――――――――――――ん。
これの何がいけないんだろう?
どこが差別なんだろう?

非常に重要な情報も書いてあって、読んでおいた方が
いいんではないだろうか?
わしもGSOMIA破棄は、韓国に米軍基地を置いている
アメリカにとって、米兵の危機に直結する問題なのだ
から、米国の信用を完全に失う暴挙だと思っている。

北朝鮮が南進して来たら、ソウルは守れない。
韓国人は「自由」を失う危険性もあるのだ。
韓国人の将来を案じて、ハラハラするし、文在寅は
国民を危機にさらしてどういうつもりじゃ!?と心配
してしまうのはいけないのか?
韓国国民を案じるからこその義憤がいけないのか?

在日韓国人がこの記事を「嫌韓」と決めつけ、「差別」
に繋がると抗議してるのはオカシイのではないか?
君たちは、本当にこの記事を読んだのか?
日本のリベラル左翼連中も、読んだのか?
この記事のどこがいけないというのか、はっきり示して
くれないだろうか?
まさか記事を読まずに、感情的な偏見だけで怒り狂って
いるんじゃあるまいな?

誤解されるのは「韓国人という病理」という見出しだけ
だろう。
記事そのものは国立ソウル大学の精神医学の教授が公表
したレポートの紹介なんだから、でっち上げ記事ではない。
見出しが「韓国人そのものが病理」のように誤解される
のがダメなんだ。
中身は悪くない。

表紙に載っている「韓国なんて要らない」というのは、
福沢諭吉が唱えた「脱亜論」と同じだ。
これに文句をつけるのはオカシイ。

やっぱり今の日本が「嫌韓」感情一色に冒されている
という「嘘の空気」をでっち上げたいのだ!
ありもしない空気を、あるかのようにでっちあげたい
だけである!

テレビだって、ほとんど韓国人の学者や評論家を出演
させて議論を進めている。
韓国人の評論家は今や引っ張りだこの状態ではないか。
それをテレビ番組も「嫌韓一色」と強弁している
青木理や玉川徹って、何者なんだ?
今の日本の言論空間を、戦前の好戦報道と一緒にする
とは詐欺といってもいい。

文句があるなら、わしとネットで生中継の議論を
やるか?
わしVS青木・玉川の1対2でもいいぞ。
どうせ出来はしないだろう。
左翼マスコミの影に隠れて、「嘘の空気」を作りあげ、
その実、韓国民の危機に何の不安も抱かない偽善者に
過ぎないのだからな!

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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